新報国マテリアル開発合金 耐腐食合金「EGNIS」

私たちは、焼却炉やバイオマス発電ボイラ燃焼炉部品の長寿命化の鍵となる「耐塩素腐食合金」を開発しました。本合金は、施設稼働率の向上に加え、CO₂排出削減にも貢献します。この取り組みは、埼玉県の委託事業の一環として、株式会社digglueがLCA算定やDPP作成などを伴走支援させていただきました。

Point LIST
1

過酷な現場のニーズから生まれた、次世代の耐腐食合金

焼却炉やバイオマスボイラの燃焼室内は、500~1000℃の高温下で塩素ガスが発生し、塩素や酸素による腐食で部品が著しく劣化します。そこで、腐食による損耗を大幅に抑える「耐塩素腐食合金」を開発し、部品の長寿命化を実現しました

研究成果はこちら
Point LIST
2

損耗を従来比1/3に抑制。「3~4倍」の長寿命化により、交換コストを大幅削減

長寿命化は、施設の安定稼働と資源効率の向上につながります。炉内では、数十個から数千個の部品が使用されており、腐食による損耗が進むと、2か月程度で交換が必要になる場合もあります。交換作業は施設を停止したうえで一つひとつ手作業で行うため、大きな負担がかかります。 そのため、部品交換の頻度を抑えることで、調達コスト削減に加え、交換作業や停止に伴う負担の軽減にもつながります。

Product Story

製品ができるまでの道のり

01

極限環境に耐えうる「EGNIS」の製造

定められた化学成分規格をもとに、選定した原料を溶解・精錬し、成分を精緻に管理したEGNISで燃焼炉部品を製造します。溶解・仕上・加工・検査まで一貫して行い、高温・塩素環境でも耐える品質を作り込みます。

02

焼却炉の安定稼働を支える基幹部品へ

EGNIS燃焼炉部品は、廃棄物焼却炉の火格子(ストーカ)やバイオマス発電ボイラエアノズルなどの重要部品として採用されています。また、炉内の極めて過酷なエリアに配置されます。

03

過酷な環境でも損耗しにくい

高温・高腐食環境においても、優れた耐腐食性により、物理的な損傷が最小限に抑えられ、部品の劣化を大幅に低減します。

04

長寿命化で、部品交換コストを最小化

施設の停止回数を抑えることで稼働効率が向上し、結果として部品の交換コスト削減にもつながります。

05

使用済み合金を回収・再資源化

役目を終えた部品は回収して再資源化し、原料として使用することで資源を循環させます。さらに受注、製造、販売、回収までを自社で一貫して管理することで、資源のムダを減らし、環境負荷を抑えます。こうした取り組みは、結果としてCO₂排出量の削減にもつながります。

Carbon Footprint of Product

カーボンフットプリント オブ プロダクト

排出CO2の削減率

59 % off!!

※IDEA原単位を用いた、概算の計算に基づいて算出しています

プロセスごとの排出量

比較材 本製品
調達 10,707 4,507
製造 2,424 808
流通
使用
廃棄

単位: kg-CO2eq

IDEA原単位を用いて算定した当社試算です。 比較材と本製品を同一機能(寿命3倍を仮定)で比較しています。 算定範囲は表の対象プロセス(原材料調達 / 製造)に限ります。

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